排水ます/汚水ますと雨水ます
二級建築施工管理技士の試験において、排水を勉強したら、「汚水ます」と「雨水ます」が出てきます。
実際に見たりしたらすぐに覚えられるので、お知らせしておきます。
汚水ます
「汚水ます」は、その名の通り、汚水が流れます。
まずは、身近な外観から。
汚水ますはふたが鋳鉄と言う鋳物でできています。
鋳物とは、砂で溝を作り、そこに金属を流し込みます。
冷えたところで砂を崩せば、作った溝の形の部品ができるという昔からある技術です。
汚水は、においが出てもいけないし、誰かがいたずらで開けてもよくないので、「鋳鉄製防臭ふたわく付」と言うふたになっています。
中の構造はこうなっています。
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簡単に言うと、管からなめらかにつながっていて、下半分は管と同じ形状、上は開かれていて見えるようになっているのがインバートです。
汚水ますは、インバートますとも言われているみたいで、決まった場所に設置されています。
- 配管が45度以上角度で方向を変える場所
- 配管の勾配が著しく変化する場所
- 延長が長い排水管の途中で、管径の120倍以内の個所
雨水ます
雨水ますは、要するにピットになっていて、上がグレーチングになっています。
上のあみあみがグレーチングです。
下には、ピットと言って、小さなプールの様になっています。
排水管よりもプールの方が深い構造になっているので、泥がたまるようになっていて、排水管が詰まりにくい様に考えられているのです。
汚水ますは、「インバート」
雨水ますは、「泥だめ」
ここを覚えておけばOKでしょう。
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