アスファルトの断面を見て舗装構成を知る
普段アスファルトの断面なんて見ることがありません。
あの下がどうなっているかなんて一般人には分かりません。
アスファルト舗装の構成
図解しているものはいくつかあるのですが、絵と本物はやっぱり違います。
そこで、写真を見ながら覚えましょう。
図示するとこんな感じです。
アスファルトは、「路床」に「路盤」があり、「表層」が乗っています。
シールコート(コート)・・・アスファルト表層の上に行う。
アスファルト表層の耐水性の向上及び劣化防止を目的。
表層(舗装):一番上にある層。
交通荷重を分散して下部に伝える役割
安全で快適な走行が出来るように適当なすべり抵抗性と平坦性実現。
タッグコート(コート)・・・基層があるときにのみ使用。
表層も基層もアスファルト混合物なので、「タッグ」を組むための「コート」とでも覚えましょう。
本当は「タッグ」ではなく、「タックコート」なのでご注意を。
基層と表層の接着をよくするために使う。
基層(舗装):路盤の上にあって、路盤の不陸を整生(路盤の凸凹を緩和する)。
表層に加わる荷重を均一に路盤に伝達する役割がある。
プライムコート(コート)・・・路盤の上に塗布されます。
一番最初に塗布するので、「プライム」の「コート」です。
路盤の耐久性を高めるために塗布されます。
さらに、アスファルト混合物との接着をよくするための2つの目的があります。
路盤(舗装):上層から伝達された交通荷重をさらに分散して路床に伝達する。
路床(舗装):舗装をの荷重を支持している地盤のうち、舗装の下面から1mほど最下層の部分。
最後に荷重を受け持つ役割を持っている。
主に土からなる。
上の写真で基層があるとして、各コートの説明を入れるとこうなります。
CBR
CBR:路床、路盤の支持力を表す指数。
アスファルト舗装の路盤の厚さは、路床土の設計CBR値低いほど厚くする必要があり、高いほど薄くできます。
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