土の分類は大きさで分けられている

2020年2月1日

砂

第二種建築施工管理技士の試験には、土やコンクリートは必要不可欠です。

建築業界に生きている方には当たり前なのですが、未経験や経験が浅かったり、内装などを中心に仕事をしているとまるで分からない分野です。

名前すら分からないってこともあります。

 

ここでは、試験に出る範囲くらいで土の知識をお知らせしたいと思います。

 

土の分類

まずは、土の分類です。

土は粒径(つぶけい)の大きさで呼び名が変わります。

 

レキ・・・粒径2㎜以上

砂・・・粒径0.075~2㎜

シルト・・・粒径0.005㎜~0.075㎜

粘土・・・粒径0.005㎜以下

 

レキ

レキ

レキと言ったら、2㎜以上という事なのですが、上限が無いので、どれくらいまで!?と思ってしまいそうです。

ウィキペディアで調べると、「レキ」とは「礫(れき)」と言う字みたいです。

 

礫は、「れき」のほかに、「つぶて」とか「こいし」とも読みます。

要するに、小石も含みます。

砂よりも粒が大きくて、握りこぶしくらいまでの大きさを総じて「レキ」と呼ぶみたいですね。

 

礫がどんなものか知りたい場合は、グーグルで画像検索をした良いのですが、「レキ」と入力して調べると、何かのキャラクターか、スキーの用品が出てきてしまいます。

「礫」と入力して検索してみてください。

砂利っぽい画像がたくさん出てきます。

これらは全て「レキ」なのだと理解してください。

 

砂

砂は、誰もがイメージする砂と考えて大丈夫です。

サイズはわざわざ計らないと思いますが、計ると0.075㎜~2㎜くらいなのだそうです。

0.075mmと言われてもあまりイメージがつきにくいと思いますが、髪の毛の細さが0.080㎜(いわゆる80ミクロン)と言われています。

 

ご自身の髪の毛が細い方だと思ったら、あまり参考にならないかもしれませんが、一般的な髪の毛の細さは80ミクロンくらいです。

(最近では、「ミクロン」とか言わずに「㎛(マイクロメートル)」と言います。)

 

ここで言いたいのは、かなり粒が小さいものが入っていても、あなたが「砂」と思うようだったら、それは「砂」で間違いないという事です。

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シルト

また建築以外では全く聞かない言葉が出てきました、「シルト」。

 

シルトは、0.005㎜~0.075㎜くらいの粒のものという事なのですが、同じくGoogle検索すると、粘土っぽいものや粉っぽいものが出てきます。

イメージ的には米ぬかっぽい感じの画像でしょうか。

サラサラで濡らすと粘土っぽくなるなるところもシルトに似ている感じがします。

ところが、調べると、米ぬかの大きさは100ミクロンくらいあるみたいで、0.1㎜くらいらしいのです。

そうなると、大きさとしては砂の範囲になってしまいます。

ちょうどいい例が見つからなかったのですが、米ぬかみたいなものよりもさらにきめが細かいものだとお考え下さい。

 

粘土

粘土は・・・微妙かなぁ。

一般的に「ねんど」と言うと、これですよね。

ちょっと緑色で、子供の時に幼稚園や小学校で動物などを作るのに使ったアレ。

ここで言う、粘土も間違いではないけれど、建築で言うところの「粘土」は泥っぽいものを言います。

 

泥と言っても、泥パックみたいにかなりきめの細かいものを言います。

 

砂と粘土の違い

砂は粘土に比べて粒が大きいのですが、それぞれ次の物と関連付けて覚えると1問多く正解できるかもしれません。

 

砂 → 即時沈下、液状化現象

粘土 → 不同沈下、圧密沈下

 

圧密沈下とは、粘性土地盤(ねんせいどじばん)が何年も何年も長い時間をかけて、水が絞り出されながら沈下する(沈んでいく)現象のことです。

 

レキ、砂、シルト、粘土、と4つの種類があるのですが、大きさで覚えましょう。

上記の様に、どんなものかイメージすると覚えやすいと思います。

 

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