地業工事とは
二級建築施工管理技士の試験で割と出てくる問題の中で、地業工事があります。
地業工事についてお知らせします。
地業工事とは
地業工事(じぎょうこうじ)とは、杭工事関係、砂利地業、砂地業、捨てコンクリート地業の総称です。
地業工事には、土工事は含まれません。
二級建築施工管理技士の試験では、以下の4つの種類がでてきます。
地肌地業
支持力のある床付け地盤まで削り取り、平らにする地業。
不陸、割れ目には、砂や目つぶし砂利を詰める。
床付け地盤が堅固で良質な場合には、地盤上に捨てコンクリートを直接打設することができる。
不陸・・・平ではなく、凸凹なこと。
目つぶし砂利・・・割栗石等を敷き並べた上に、その隙間を埋めるために敷きつめた砂利のこと。
割栗石(わりぐりいし)・・・岩石を打ち割ってつくる小塊状の石材のこと。
難しい言葉の意味を調べていくと、その意味にまた難しい言葉が出てくると言う・・・
建築に明るい人以外は、なかなか馴染めない世界と言えます。
砂利地業
直接的良質な地盤で根切りを正確に行い、再生砕石、切込砂利、切込砕石などを突起がない場合は、厚さ60mm敷き込む地業。
粒径のそろった砂利よりも、砂混じりの切込み砂利などを使う。
砂利などの厚さが300mmを超える場合は、300mmごとに締固めを行う。
再生砕石・・・建築物の解体等にでるコンクリート塊やアスファルト・コンクリート廃材を破砕し粒度調整したリサイクル材のこと。
切込砂利(きりこみじゃり)・・・川底に堆積している砂利。
ふるいも通さず水洗いもせず、そのまま採取したもの。
砂分を含んでいる。
切込砕石(きりこみさいせき)・・・原石(岩石・玉石)を破砕機(クラッシャ)で割り、粒度調整をしていない砕石のこと。
道路用砕石には、クラッシャランの粒度・品質が規定されているものを使用するが、この場合は、調整していないものを使う。
砂事業
軟弱な地盤に砂を敷き入れて、地盤を改良する事業。
使用する砂は、締固めが困難にならないように、シルトなどの泥分が多量に混入したものを避ける。
捨てコンクリート地業
地肌地業、砂利地業の表面を固め、基礎、柱、基礎などの墨出しや鉄筋、型枠の組み立てのために施すコンクリートの打ち込み作業。
捨てコンクリートの水分が著しく脱水する恐れがある場合は、ビニールシートなどを敷いてコンクリートを打ち込む。
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