スライム処理(孔底処理)

聞きなれない建築の世界の中で、意味は分からないけど、聞いたことがある言葉、それが「スライム」です。

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「スライム」と言っても、ドラクエ的なあれではなく、孔を掘った底にたまる沈殿物のことです。

これを処理しないで鉄筋を打ち込んでしまうと、時間経過とともに杭底が沈下します。

そうなると、建物自体が傾いたり、危険な状態になります。

 

ドラクエと同じように、スライムを見たらやっつける(処理する)必要があるのです。

 

工法によるスライム処理(孔底処理)

1次孔底処理 2次孔底処理
掘削完了直後に行う 鉄筋かご挿入後コンクリート打設直前に行う。
オールケーシング工法 孔内水位が低い場合⇒ハンマーグラブで孔底処理する

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孔内水位が高い場合⇒ハンマーグラブで孔底処理後、スライムバケットで処理する。

水中ポンプ方式など
アースドリル工法 底ざらいバケットで孔底処理する。 エアーリフト方式など。
リバース工法 回転ビットを孔底より若干引き上げて、空回しして吸い上げる。 サクションポンプ方式など
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