鉄筋の加工・組立

鉄筋の組立についてもある程度の事は知っておく必要があります。

スポンサー

鉄筋の加工・組立

鉄筋の切断や曲げなどは、常温で行います。

常温の事を、「冷間」と言います。

 

切断は、シャーカッターや電動カッターで行う。

ガス切断は原則しない。

 

加工寸法の許容差

許容差(mm)
加工寸法 主筋 D25以下 ±15
D29~D41 ±20
あばら筋

帯筋

スパイラル筋

±5
加工後の全長 ±20

 

鉄筋の曲げ形状・寸法

 

曲げ角度 鉄筋の種類 鉄筋の径による区分 鉄筋の折曲げ内法の直径
90°

135°

90°

SD295A

SD295B

SD345

D16以下 3d以上
D19~D41 4d以上
SD390 D41以下 5d以上
90° SD490 D25以下
D29~D41 6d以上

dは異形鉄筋の呼び名に用いた数値。

異形鉄筋とはこんなのです。

鉄筋

どこを計ったら外形なのか分からないので、ここが外形(呼び名)となっています。

呼び名

 

90°曲げ

90°曲げ

135°曲げ

スポンサー

135°曲げ

180°曲げ

180°曲げ

曲げ角度が大きくなるほど、余長が短くなっていることなどが問題で出る。

二級建築施工管理技士の試験では、「90°の時の余長は何dか」と言う問題よりは、「曲げ角度が大きくなると余長は短くなる」のように大まかな問題が出ることが多いです。

 

鉄筋の結束

通常0.8mm~0.85mm程度の焼きなまし線を使用。

焼きなまし線とは、いわゆる「番線」と言うやつですが、下の画像よりは細いものを使います。

 

 

柱、梁の主筋と帯筋、あばら筋との結束は、四角の交点において全数行い、その他の交点においては半数以上行う。

壁、スラブの鉄筋の交点は、半数以上結束。

スポンサー